クエラピス

Kuih Lapis

ココナッツミルク味の「ういろう」。もっちり食感があとをひく

ご年配の方もお子さまも安心してどうぞ

はじめて食べたとき、これは懐かしい味!と思いました。名古屋や伊勢名物のういろうにそっくり。粉をねって蒸したマレーシアの伝統菓子で、もっちりとしたやわらかな食感が特徴です。2~3個ペロッと食べられるひかえめな甘さで、ココナッツミルクのまろやかな風味が口いっぱいに広がります。このクエラピス、和菓子でいうならば大福ぐらいの抜群の知名度の高さ。そのため、マレーシア人ならだれもが“クエラピスあるあるネタ”を持っています。たとえば、幼いころに白とピンク(または緑のこともある)のしましまの層を1枚ずつ剥がして食べて、親に「行儀が悪いからやめなさい」と怒られた、とか。これを聞いたとき、ポッキーのチョコだけ食べるのと同じ衝動やね、とマレーシア人への親近感がまたグンと増したものです。とてもおいしいのお菓子なのですが、くやしいことに日持ちがしないので、お土産には不可。現地で買ってその場で食べる。日本のマレーシア料理店のシェフにおねだりする、日本でマレーシア人の友人をつくって、その人に作ってもらう。現時点ではこの3つが、クエラピスを味わえる方法です。いつか日本でクエラピスの店ができるといいな。虎屋さんあたり、季節限定で「ココナッツういろ」を販売してくれないかな~

memo
クエラピスは、もともとはプラナカン民族がつくるお菓子「ニョニャ菓子」の1種。人気が広まり、今ではマレーシア全土で食べられるようになった。ココナッツミルクを使っているため、購入した日に食べるのが鉄則

Photo
クアラルンプール、80セン、2015年

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